この記事の筆者が選挙権を放棄するかしないか自体には正直何の興味もないのですが,むしろ,なぜこんなどうでもいい内容をわざわざ blog の記事にしたのか,という点に興味があります.
いったい,何の得があるのか?
読むとわかる通り,この人は個人的利益に忠実な人のようです.ここに書いているような考え方を単に啓蒙するために,わざわざ時間を割いて記事を書くとは思えません.
さて,この記事に書かれていることを一言でまとめると「選挙に行かないっていう選択も個人の自由じゃね?」となります.このような考え方が一般に広まると,投票率は下がるでしょう.投票率が下がると,巨大な組織票を持つような団体が得をするようになるのはよく知られていることです.
このように考えると,この記事の筆者は,実は巨大な組織票を持つような団体を支持する人なのではないかという仮説が浮かび上がって来ます.実は特定の政党にせっせと投票しながら,世間の人が投票権を放棄したくなるような言説を広め,投票率を下げようとしているに違いないのです.
という電波ゆんゆんな釣られ方はどうでしょうか.
最終更新時間: 2009-01-04 15:31