下村楽器で Fender の Stratcaster Highway One Upgrade を買った.税込み 73,710円.
店「今まではどんなギター使われてたんですか?」
鏡「えーと,そのー,へ,HAMER (笑)」
店「HAMER! (笑) 最近見ないですねえ HAMER!」
鏡「HAMERってまだあるんですか?」
店「会社はあるようですけど,入って来ないですねえ」
鏡「そもそも弾いているミュージシャンがもういないですよね(笑)」
店「(笑)」
鏡「当時はですね,Steve Stevens とか(爆笑)」
店「Steve Stevens! (爆笑)」
店「若い頃はどんなバンドやってたんですか?」
鏡「えーと,め,Metallica とか (爆笑)」
店「Metallica! (爆笑)」
んで,Kill The King (笑) とか試奏していたら,店の奥の方で試奏していた若い兄ちゃんがやっぱり Kill The King とか Burn とかを弾いているのが聴こえてきた.おお,偶然だろうか,それともこっちのが聴こえていてわざとだろうか.最近の若いもんでも Rainbow とか Deep Purple なんか聴くんだなあとか思って嬉しくなった.その後彼は Mr. Big の Daddy, Brother (略) のソロをゆっくりなテンポで弾き始めた.うん,誰もが通る道だ (私は遂にオリジナルのテンポでは弾けなかったが).頑張れ若者.
最近の若いもんでも,と書いたけど,私が若かった頃だって Rainbow は既に古典だった.そういえばサークルのOBのずっと年上の先輩方から「最近の若いもんでも Rainbow なんか聴くんだなあ」という全く同じセリフを嬉しそうに言われた記憶がある.70年代ハードロックを聴く人間なんてどんどん減っていっているのだろうけど,マイノリティながらもこうやって世代世代で弾き継がれていくのを目のあたりにすると感慨深いものがある.
あの頃のあの先輩方はずっと大人に見えたが,もしかすると今の私より年下だったかも知れない.私はいい年の取り方をできているのかなあとふと思った.なんかいつまでもガキな気がするな.
あと驚いたのは,いわゆる布袋モデルがまだ普通に売っている (かつ店頭展示している) 点と,そして,当時と値段が変わらない点.BOOWY 全盛の頃から今までを考えると,世界経済は激動しているのに値段は相変わらず 95,000円.もうね.こんなに安定しているなら基軸通貨にすればいいんじゃね? 1 HOTEI = 1000 USD とか.
最終更新時間: 2009-12-28 02:02