目次はこちら [2010-01-22-1].
そもそも私の Windows 全面移行を現実のものとしたのは Cygwin の存在だといっても過言ではない.というわけで,まず Cygwin まわりの環境から書き始めてみる.
Cygwin が強力だと思うのは,Windows のアプリケーションやファイル,サービスを直接操作できる点だ.Windows コマンドの出力を grep と sort と uniq に流し込んだり,シェルで for 文を回しながら Windows コマンドを走らせたり,シェルスクリプトの中から VBScript を呼んだり,そういうことが普通にできる.逆にいうと,そういうことをしないのであれば VMware なり coLinux なりを使えばよいし,その方がスマートだと思う.
Cygwin を使い始めてまず辟易するのは,標準の端末ソフトウェア (コマンドプロンプト端末?) がお話にならないくらい使いにくい点である.こんな端末は即捨てるに限る.
さてどうするかというと,いくつか選択肢があるのだけど,結局 CygTerm + Putty に落ち着いた.その他に検討した,あるいは実際にしばらく使ってみた選択肢は以下の通り.
というわけで CygTerm.まず Cygwin と Putty日本語版は普通に入れておく.
Cygwin 上で CygTerm を make して,cygterm.exe と cygterm.cfg を同じフォルダ ($HOME/bin) に置く. cygterm.cfg の内容は以下の通り.
Putty 側もいろいろ設定したけど忘れた.ここを参考にしたと思う.
あとは cygterm.exe を実行すればよいのだけど,そのままだと起動時のディレクトリが cygterm.exe のある場所になってしまう.cygterm.exe へのショートカットを作って,そのプロパティの「作業フォルダ」をホームディレクトリに変えておく.ショートカットはどこに置いてもよいのだが,クイック起動に入れてある.
最終更新時間: 2010-01-23 07:41