Logitec の LHD-NAS250 が届いた.etude と命名.とりあえずつないで問題なく動いているし,パフォーマンスもそれほど不満はないのだが,機能面ではやや不満である.
何かと言うと,UNIX から NFS でマウントしたときと,Windows から SMB で共有したときで,ファイルの owner を(少なくとも簡単には)同じにできない.なので,あるクライアントで作ったファイルを別のクライアントからは編集できない,とかそういう状態が生じる.
UNIX と Windows でそれぞれファイルを作ってみて,できたファイルの owner の uid を UNIX 側から見てみた.UNIX で作ったファイルの場合,クライアントで使われている uid になる(当り前).Windows から共有の場合, guest として共有する方法と,ユーザを作ってそのユーザとして共有する方法があるのだが,guest だとファイルの owner は 98 になって,新たに作ったユーザだと,たぶん作った順に65536 辺りから順に割り当てられるようになっている.uid 指定でユーザを作れない(あるいは map できない)らしい.
で実はこれ,NIS を使うとできそうな気配が微妙に漂っているのだが(なぜ微妙なのかというと,そもそも NIS に関する情報がマニュアルにほとんど記載されてなくて,想像するしかないの),やってみると NIS サーバに繋がってくれない.LHD-NAS250 側は全然内部状態が観測できないので,何が足りないのかとかはさっぱり見当がつかない.NIS サーバにしているのは FreeBSD で,FreeBSD の NIS って微妙に独自仕様を用意してたりするから,その影響もあるのかなあと想像してみたり.
Logitec のサポートに聞いてみるという手もあるのだが,電話か書面か FAX で,とか書いてるので,いまいち問い合わせる気が起きない.うーむ.
というわけで結局 NFS だけを使って,UNIX から改めて samba で Windows と共有している.別にこれでもいいんだけど,なんかいまいちな感じ.
ちなみに玄箱を避けて LHD-NAS にしたのは,1) 玄箱購買欲が高まっていたときに入手できなくて気勢をそがれた,のに加えて 2) 最近へたれているので,買って来てすぐつなげる NAS が欲しいとかうっかり考えた,といった辺りなのだが,むしろ玄箱 hack していた方が楽だったんじゃねーの気味.やはり楽をするためには手間を惜しんじゃだめです.
最終更新時間: 2009-01-04 15:31
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