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swk's log - Logitec LHD-NAS に FreeBSD を入れてみる

2006-08-11

* Logitec LHD-NAS に FreeBSD を入れてみる [etude]

動かなくなったまま放置してた Logitec の LHD-NAS250 [2006-01-08-1] を何とかしてみようと思い立つ.

既にあちこちで報告がある通り [2006-01-08-1],ケースを開けると普通にキーボードやディスプレイをつなげるらしいので,実際にやってみた.確かにつながる.で,画面を見てみると,ちゃんとブートもできて login プロンプトまで出てるのな.でもログインできないし single user mode にも落ちないので,これ以上調査のしようがない.

etude/20060124-043300.jpg etude/20060124-043311.jpg etude/20060124-042922.jpg

というわけで別のディスク (Maxtor Quickview PATA 300 GB, 7200 rpm) を買って来て,普通に FreeBSD を入れてみることにした.FreeBSD 5.5-RELEASE の bootonly.iso を取って来て,CD-R に焼いておく.

まず CD-ROM からブートできるように BIOS 設定を変えなくてはいけない.起動時に delete を押せばよいはずなのだが,どうも反応しない.ちょっと悩んだが,キーボード切替器 (ナカガワメタル NK-KVM-4) のせいだったようで,キーボード直付けにしたら BIOS Setup 画面に移れた.

USB 接続 CD-ROM ドライブからブートできる という報告もあるのだけど,手元にあった Panasonic KXL-RW32AN ではダメだった.しかたないので,suite になぜか 2 台つながっていた IDE の CD-ROM ドライブのうち片方を引っこ抜いて,primary slave としてつないでそこからブートする.無事起動.

普通にインストール作業を進めようと思ったら,しょっぱなの fdisk で geometry が incorrect だとか言われる.一応 BIOS Setup に戻って BIOS が認識している geometry を確かめると,Cylinder 65535 / Head 16 / Sector 255 らしい.こりゃまた嘘くさい数字だな.

で,fdisk の g コマンドでその通り打ち込んでみるが,やっぱり incorrect だと言われる.fdisk が自動で調整した値は 63483/255/63.よく分からんけどこのままにしとくか.

で ftp インストールを選んであとは寝て待つ.と思ったら起きているうちに終わった.NFS と ssh を有効にする.さらに ports から japanese/samba3 (ja-samba-3.0.21b_1,1) をインストールして設定.

これであっさりと NAS な環境が整った.df で見る限りはちゃんと 300 GB に見えている.しかも以前みたいに NFS と CIFS でファイルの owner を同じにできない [2004-09-12-1] などということもないし,妙なウェブインタフェースで設定する必要もないので,より快適である.最初からこうすればよかった.つうか最初から玄箱買えばよかったんだよな.


さて,古い方のディスクに何が起きていたのかが気になるので調査してみたい.上の写真からもわかる通り Synology OS は FreeBSD 4.1-20000812-STABLE がベースらしいので,FreeBSD 箱につないでみたら何か分かるんではなかろうか.

といわけで CD-ROM ドライブを外して,代わりにこの古い方のディスクをつなぐ.試しに mount してみたが,incorrect super block とか言われる.どうなってるんだろう.

etude# disklabel -r ad1s1
# /dev/ad1s1:
8 partitions:
#        size   offset    fstype   [fsize bsize bps/cpg]
  a:    64260        0      raid                    
  c:    64260        0    unused        0     0         # "raw" part, don't edit
etude# disklabel -r ad1s2
# /dev/ad1s2:
8 partitions:
#        size   offset    fstype   [fsize bsize bps/cpg]
  b:   257040        0      raid                    
  c:   257040        0    unused        0     0         # "raw" part, don't edit
etude# disklabel -r ad1s3
# /dev/ad1s3:
8 partitions:
#        size   offset    fstype   [fsize bsize bps/cpg]
  a: 489886110        0      raid                    
  c: 489886110        0    unused        0     0         # "raw" part, don't edit

へ? fstype が raid? これ何だろう.

FreeBSD 5.5-RELEASE の /usr/include/sys/disklabel.h によると,

#define FS_RAID         15              /* RAIDFrame drive */

らしい.さて,4.1-20000812-STABLE な頃の disklabel.h を見てみると,

… fstype は 14 までしかない.なぬー.

つまり Synology の独自仕様ってことなのだろうか.要らんことしやがって….

結局原因はわからないまま放置中.

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* ...

最終更新時間: 2009-01-04 15:31


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