松下電器が勝訴.ヘルプアイコンをクリックして,続いて別のアイコンをクリックすると,その操作に関するヘルプが表示される,という技術らしい.
松下の特許は「アイコン」に関する機能を対象としているため、「一太郎」などで使用している「ヘルプ」「印刷」のボタンが、「アイコン」に当たるかどうかが争点となった。
(http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050201i111.htm)
こういうの読むと,心の底から馬鹿馬鹿しいと思う.大の大人が,これはボタンだ,いやアイコンだ,と必死で議論していたわけだ.特許制度のもともとの理念である発明の振興とか技術の公開促進とかに立ち返って考えると,ボタンなのかアイコンなのかなんて,本質には何の関係もないはずだ.そしてどっちの企業も,弁護士も裁判官も,そんなことを重々承知の上でこういう議論を戦わせざるを得なかったはずだ.悲しい.情けなくて涙出そう.
私ももう大人なので,特許反対とかそういうこと言う気はないです.その理念も理解できます.でも,もうちょっと何とかならんもんなんですか.
最終更新時間: 2009-01-04 15:31