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swk's log - 海外出張の所持品リスト

2010-01-11

* 海外出張の所持品リスト [travel] 17 users

海外出張に持っていくものリストをまとめておこうと思う.個人的にここ数年メンテナンスし続けているリストで,まあまあ収束してきたかなと思う.基本的に自分用だが,以下の条件に当てはまる人には役立つかも知れない.

  • 国際会議出席のために1週間程度渡航する
  • 渡航先はそれほど極端な気候ではない
  • 宿泊先は普通 (中級以上) のホテルである
  • 男性である
  • あまり旅行慣れしていない

あくまで出張のためのリストであり,かつ職業柄,国際会議 (学会) に出席する場合に特化している点に注意.遊びに行く場合の必要物については,他によくまとまったウェブサイトがいっぱいあるのでそちらを当たってください.また,渡航先が極端に寒かったり暑かったりする場合は別途よく考える必要があるでしょう.ユースホステルとかに泊まるような旅は経験がないので知りません.

女性の場合はこのリストでは足りないものがいっぱいあると思うけど,適宜補って考えてもらえれば,全く役に立たないこともないかも知れない.実際,女性の同僚にこのリスト (の前身) を見せて,役に立ちましたといわれたことがあります.

旅行慣れしている人の荷物は,驚くほど小さかったりする.そういう人にはそういう人なりのノウハウがあると思うのだけど,このリストはそっち方向には走らず,普通の人が普通に不便を感じずに旅行できる程度を目指している.とはいえ,ここにあるものをほぼ全部引っくるめても (個々のモノをうまく選んで効率よくパッキングすれば) 機内持込み可能なキャリーケース + 手回り品用のトートバッグ各1個くらいには十分に収まります.


○印は,私自身がまず確実に持っていくもの.△印は,状況依存,あるいは昔は持って行ったけど最近はほとんど持っていかないものなど.

スーツケース・キャリーケース
スーツケースベルト
手回り品バッグ

スーツケースを預ける場合はベルトを巻くようにしている.壊れて閉まらなくなったりした場合のためと,見つけやすくするため.

手回り品バッグは,個人的にはなかなか理想的なものが見つからなくて困っている.移動中は,スーツケースのキャリーバー (キャリーハンドル) に装着できると便利だ.一方,現地の街中を歩き回るときは,あまり旅行者っぽくない見た目が防犯上望ましい.この2つを同時に満たすのがなかなか難しい.最近こんなのを試しているが,さすがにもう少し頑丈なのがよいなあというのが現時点の感想. (2010-11-15 追記: 最近は UNIQLO×DIME のトートバッグを使用中.なかなか良い)

スーツ上 (またはジャケット)
スーツ下
ベルト
ネクタイ
ドレスシャツ
カジュアルシャツ
カジュアルパンツ

用務にスーツが必要な場合とそうでない場合で大きく分かれる.国際会議だと,分野によって,ほとんどスーツの場合,スーツとカジュアル半々だが日本人学生はだいたいスーツの場合,スーツなんか着ちゃうと逆に浮いちゃう場合などとマチマチである.事前によく調べておく.

スーツを持たない場合も,だいたいジャケットは持って行って,いざというときにネクタイくらいは締められるようにはしておくのが無難かも (アフターファイブ的な意味で).

カジュアルパンツを1本で済ますのか複数持って行くかは悩むところである.不測の事態に備えて,かろうじて人前に出られる服装が2揃いあるのが安全とはいえる.ので,スーツを着ないときは,カジュアルパンツを2本持って行ったりすることが多い (荷物に余裕があるなら).

スーツやジャケットは持ち運ぶとかさばるので,最近はだいたい着たまま飛行機に乗るようにしている (機内で脱ぐけど).

靴はかさばるので,1週間程度であればできれば一足 (履いていくものだけ) で済ませてしまいたい.スニーカにすることが多いが,問題はスーツを着る必要がある場合だ.スーツにもカジュアルにもかろうじて合わせられそうなものというつもりで,サイドゴアブーツなんかを履いていったりするけど,実際のところどうなんだろう.ファッションセンスゼロなのでよくわからない.

Tシャツ・靴下・パンツ ×各3
パジャマ (の代用になるもの)
薄手セーター
ウインドブレーカ
コート・手袋
折りたたみ傘

案外かさばるのが下着類.日数分持って行ったりすると,荷物の大半が下着ということになってしまいかねない.最近はだいたい,現在着ているものプラス2着ずつだけ持つようにして洗濯をすることにしている.「プラス2着」の根拠は,洗濯物が1日で乾かない場合やその他不測の事態に備えて,ということなので,移動の関係で洗濯物を干せない日がある場合などは,最大何着必要かよく考えておく.

その他の服は必要に応じて持って行く.私は1人部屋の場合はパジャマは持って行かないことが多い (下着のまま寝る).部屋をシェアする場合は同行人に配慮して下だけ持って行く.「完全にパジャマ」だと汎用性が低いので,スウェットとかが便利かも.

携帯スリッパ
衣類袋 x 2
衣類圧縮袋
スポーツタオル

ホテルにはスリッパの用意はほとんどないと考えるのがよい.機内でもスリッパに履き替えたい場合は手回り品に入れておく.

衣類を入れる袋は,着用前,着用後用に少なくとも2つは持って行く.かさばらない範囲で多めにあるとまあ便利か.

衣類圧縮袋はとても便利である.行きに荷物に余裕があったときでも,帰りにはだいたい荷物は増えるので着終わった服を圧縮したくなる.

ある程度以上のホテルに宿泊する場合,タオルが用意されていないケースはほとんどない.ただし,ドライヤがないことは割とよくあるので,吸水性の高いスポーツタオルか何かを持っておくと便利だ (ホテルのタオルの吸水性が高いとは限らない).部屋にドライヤがあることがあらかじめわかっているのであれば持って行かないこともある.

ヒゲ剃り
eneloop充電器
物干しロープ
ハンガー
歯ブラシ

ヒゲ剃りはホテルには用意がないか,あってもショボいことがほとんどなので,持って行くようにしている.電源の確保に注意したい.私は乾電池駆動のもの にeneloopを入れている.USB給電のeneloop充電器も一緒に持って行く.まあ1週間程度ならだいたい充電不要なのだけど念のため.

ヒゲ剃りに限らず,持って行く電化製品のそれぞれについて,電源の確保を考えておくことは重要だ.考えるべきことは電源プラグの形状とAC電圧である.私は,ノートPC 以外のすべてはUSB経由で給電可能なようにしている.だいたいのノートPC は240 Vまで対応しているので,電圧について考える必要がなくなる.特殊事例だが,出先でカメラのバッテリ残量が心許なくなったときに,移動中のバスの中でノートPCから電力委譲なんて芸当をしたこともある.

既に書いたように洗濯を前提として着替えの量を減らすためには,物干しロープは必須である.洗濯ばさみの不要なものが便利だ.ロープをどこに張るべきかいつも悩むのだけど,それはまた別問題.

Tシャツを干すときはハンガーがあるとよい.が,ホテルの部屋にある木製のハンガーだと重すぎてゴム製のロープがでろーんとなってしまう.なので,空気でふくらませる物干しハンガーを持って行くことにしている.

歯ブラシは,欧米だとホテルには用意されてないことが多いように思う.

液体用の透明袋
歯みがき
シャンプー
ボディソープ
洗濯洗剤
除菌・消臭剤

機内に持ち込む場合,液体は 100 ml 以内の容器に入れて,ziplocタイプのビニール袋 (縦 + 横 が 400 mm 以内) に入れる.カバンから取り出しやすいところに入れておく.内容について英語で説明できるようにしておく (自信がない場合は英語のラベルを貼っておく).

シャンプー,ボディソープ,石鹸の類は,ホテルに用意されていないことは珍しい.なので持って行く必要はまずないのだけど念のため.上にも書いたが歯みがきは持って行く方がよいと思う.

洗濯洗剤は,旅行用として売っているものが,水の硬軟によらず使えてよい.

その他に便利なのが,除菌・消臭剤である.以前,雨に降られてスニーカーがびしょ濡れになってしまい,生乾きのまま履いて歩いていたら異臭を放って困ってしまったことがあった.スーパーでファブリーズを探して買ったのはいいのだが,1リットルくらいのパッケージしかなくて,結局ほとんどの量を捨てて帰ってきた.それ以来,小さな容器に入れて持って行くことにしている.

PC
PC予備バッテリ
PC用ACアダプタ
電源プラグ変換アダプタ
USBメモリ等
(ポスター発表なら) ポスター

用務が学会発表なのであれば,この辺は (パスポートとクレジットカードの次くらいに) 最重要の物品である.発表に使うデータはUSBメモリ等にバックアップを取っておくのがよい.

ACアダプタや電源プラグ変換アダプタは,まさか忘れないだろうと思うかもしれないが,忘れたという話は案外よく聞く.私の前ボスはACアダプタのAC 側のコード (いわゆるメガネコード?) を忘れていた.現地の電器屋を探したが見つからなくて,結局普通のACコードをバラしてワニ口クリップでアダプタにつないでいた.危険なので良い子は真似しないように.

電源プラグの変換アダプタは複数形状対応のものを1つ持っておけば重宝する.変形方法はいつも忘れるので,印刷したものを持って行くようにしている.

持ち運びが一番厄介なのはポスターかも知れない.ポスター発表の場合これを紛失するわけにはいかないので,できるだけ預けたくない.細長い短冊状に切って丸めるくらいしか良い手が思いつかないな (追記: 実際に試してみた [2010-10-14-1]).布に印刷して畳んで持っていくという方法も聞いたことがあるけど,それはそれでかさばりそうな気がする.

国内用通信アダプタ
(PCに内蔵されてないなら) 有線/無線LANアダプタ
モデム変換アダプタ
小型無線LANルータ

PCの通信環境としては,最近は有線/無線LANにつなぐ用意さえしておけばとりあえず何とかなることが多い.昔はモデムの変換アダプタを用意したり,現地のダイアルアップ用電話番号を調べておいたりしたけど,最近はその辺はすっかりノープランである.

ホテルの部屋をシェアする場合で部屋に無線LANの用意がない場合は,小型の無線LANルータなんかがあると便利かもしれない.

国内用の通信アダプタ (私の場合,具体的には b-mobile) も,国内での移動時間や待ち時間に使いたくなるので普段通り持って行く.

クリアフォルダ 数枚
クリアファイル
航空機・電車等チケット
旅程表
ホテル予約の控え等
学会参加登録の控え等
ホテル・学会会場の住所のわかるもの
ホテル・学会会場の地図
会議プログラムのうち必要な部分を印刷したもの
パスポートのコピー
旅行保険証書のコピー
クレジットカード裏面のコピー
戸籍抄本,顔写真?

持っておきたい書類等がいろいろあるので,クリアフォルダを数枚持って行くことにしている.それらがバラバラにならないように (そして内容物がこぼれ落ちないように),それらをまとめてファイルブックのようなものに入れておく.旅費精算に必要なチケット半券や領収書等も,それ専用のクリアフォルダにつっこんでおくと帰国してからの処理が楽だ.

ホテル予約や学会登録情報の控えを持っておくと,受付が少しスムーズになるかも知れない.意外と重要なのは,滞在先の住所を書いたものをすぐに取り出せるようにしておくことだ.入国書類に記入が必要な国が多いし (まあホテル名だけで十分だったりするが),タクシーに乗るときも住所を見せられれば話が早い.道を人に聞く場合は「現地語の」地図があると便利.

パスポート,旅行保険,クレジットカードのコピーは一度作ってクリアファイルにまとめておけば,旅行のたびに使い回せる.

パスポート盗難時に新規発行してもらうには戸籍謄(抄)本・顔写真が必要.だが,実は持って行ったことがない.皆さんちゃんと持って行ってるんですかね? 1週間程度の出張の場合,どうせ発行は間に合わないし,帰国のための渡航書であれば,免許証程度の身分証明で大丈夫なようだし.甘いですかね?

ノート
自分の発表用の資料 (論文・スライドを印刷したもの)
ガイドブック
読書用の本・読みかけの論文

機内での時間つぶしにも重要.お好みで.

黒・赤ボールペン,蛍光ペン
薬品
カメラ (+充電器)
音楽プレイヤ (+充電器)
ノイズキャンセリングヘッドフォン
電源タップ
ポストイット
Skype用ヘッドセット
イーサネットケーブル + 延長コネクタ
電話ケーブル
ワイヤーロック,PC用セキュリティ金具

この辺は,普段からバッグに入れっぱなし [2009-12-31-1] のものをそのまま持って行く.

私はあまりやらないけど,自分のヘッドフォンで機内サービスの音楽・映画を楽しみたいという場合は,オーディオプラグの形状に注意する必要がある.

携帯フットレスト
携帯クッション 他

空気でふくらませるクッションとかまくらとかフットレストとか,ほかにはアイマスクとか,何が必要かは人それぞれ.私の場合は足が短いので フットレスト 必須.

携帯電話 (+充電器)
腕時計
名刺 (残量確認)
眼鏡,コンタクトレンズ
ハンカチ,ポケットティッシュ,ウェットティッシュ

携帯電話は,通話やメールに使わない場合も (海外対応でない機種を使っていた頃も含めて),目覚し時計とかカメラとか予定表ビューアとかとして便利に使っている.海外非対応の場合,電源を入れているとどんどんバッテリが無くなっていくので充電の用意は必須.

携帯電話があるから腕時計など要らないという人も多いかと思う.が,機内では携帯電話の電源を入れられないことに注意が必要だ.そして,機内でこまめに時間を確認することは時差ボケを軽減するために重要だと思う.飛行機に乗った瞬間に時計を現地時刻に合わせて,以降はその時間だと思い込むようにするわけだ.

パスポート
財布
日本円 現金
現地通貨 現金
現地通貨 小銭入れ
トラベラーズチェック
クレジットカード
マイレージカード
パスポート紛失の際に身分証明になるもの (免許証など)
シークレットポケット等

貴重品の類は,やはり複数箇所に分散しておくのがよいと思われる.いわゆるシークレットポケットのような製品はいろいろあるが,どれが使いやすいかは人それぞれだ.例えば腹巻きタイプなどは定番とされているみたいだけど,私はどうも苦手だ.

現地での決済手段をどうするか.クレジットカードで全部済ませられれば楽なのだが,あまり普及していない地域だったり,割り勘で食事する機会が多かったりするとなかなかそうもいかないので,どこかで適量の現金を得ておく必要がある.

現金調達も,これまたクレジットカードでキャッシングするのが一番楽だし,たいていレートの面でもそう悪くないと理解しているが,現地についてすぐキャッシングできるかというとそうとも限らない.うっかりすると空港からの移動すらできない状況に陥りかねないので,最小限の現地通貨は日本で用意しておくのが無難かと思う.

トラベラーズチェックは,どうなんでしょう.私の場合,初めて海外に行ったときに割とまとまった金額を買ったのだけど,ほとんど使わずに残っている.だって面倒くさいんだもん.そうこうしているうちに,当時と比べて米ドルが阿呆みたいに暴落しているので,なおさら使いたくない.というわけで,いざというときのバックアップ用としてカバンの奥にしまいこんでいる.塩漬け上等.

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* [Razafindralambo] An answer from an epxret! Thanks for con... (2013-03-25 20:40:52)

最終更新時間: 2010-11-15 02:22


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